プラスイオン(学術的には正イオンまたは陽イオン)とマイナスイオン(負イオンまたは陰 イオン)はどちらも大気中に無数に存在し、空中に浮遊しています。
私たちは空気中の窒素や酸素、炭酸ガスなどと一緒にイオンも体内に取 り入れています。ですからイオンはたいへん身近な存在です。
イオンという言葉は、ギリシャ語の、「さまよう、さすらう」が語源だといわれています。イオンは電気を帯びた原子、または原子の集団です。つまり原子の電子の数が変化するとイオンになります。原子が何らかの原因で電子を放出するとプラスイオンに、得るとマイナスイオンになりますが、いつまでも別々に分かれているわけではなく、中性を保とうとして絶えす合体を求めて相手を探しているのです。それがさまよっているようにも見えるのです。
正式名称は、「負イオン」といいます。気体中などに存在できるものを「負イオン」と呼ぶことが、大気科学の分野では一般的です(瀋液中などに存在するものは、化学の分野では「陰イオン」「アニオン」と呼んでいます)。
イオンの電気的移動度により小イオン・0、中イオン・大イオンの3種類に分類されて
します。小といほど移動度が大きくなり小イオンのほうが大気の電気伝導率が大きくなります。一般にイオン測定で測定されるのは、空気中の小イオン密度です。
マイナスイオンが一番多い場所は、戸も「滝のそば」だといわれています。川があり空気が澄んだ森林地帯が、そのバックにあるから必然的にマイナスイオンが多く発生します。水滴の飛ぶ滝のそばは大量のイオンが発生しますが、大イオンのプラスイオンは時間とともに下方に落ちて、小さくて軽いマイナスイオンは空中に浮遊し、その清澄な空気を吸うことで人体の各細胞が活性化されると言われています。
プラスイオンを大量に増やしている原因を想像していただければ、すぐに解ります。自動車の排出ガス、工場の煤煙、ゴミ焼却時のダイオキシン、各種の食品添加物や震薬、酸性雨、また紫外線や電磁波もそうです。ですから都会での生活は、過剰なプラスイオンに囲まれた環境にあるといえます。
雑貨類のべンやフラシ、寝具や衣類などの繊維製品、家電製品に至る多種多様な商品が発売されています。
また、関連の特許・実用新案についても3.000件以上が出願され、優良企業・上場企業の名前も数多く見受けられます。
■安眠作用
生活空間はタバコやハウスダスト、大気中の微細な汚染物質など有害なプラスイオンに満ちています。マイナスイオンは空気を中和しゅ化して、室内を爽 やかな場所に変えます。
■細胞の活性化作用
細胞にはイオンが満ちています。外側にはプラスイオン、内側に はマイナスイオンが多くなっています。細胞が新陳代謝を行うとき、マイナスイオンが主役を果たしています。
■体質改善作用
免疫の強化作用を指します。現代人は腸や肝臓が特に弱っています。マイナスイオンは腸や肝臓など内蔵の環境を整え、機能を強化します。
■鎮痛作用
手足の痛み、膝や冐、腰の痛みを強く訴える人が増えています。高齢者社会の拡大とともに各種の関節痛の疾患が増えています。そこにマイナスイオンを照射 すると、身体のイオンバランスが回復し、痛みは改善されます。
■精神安定作用
幸せホルモンと呼ばれる脳内-工ンドルフィンは、マイナスイオンによって活性化します。気持ちを落ち着 かせ、幸せ感を増幅させて精神安定に効果があります。
■自律神経調整作用
不眠・頭痛・冷え・ノホセ・更年期障害・低体温・肩こり・腰痛・慢性疲労など、これらの症状はプ ラスイオンと活性酸素の成せる業といっても過言でありません。マイナスイオンは自律神経のバランスを取り戻し、健康体に改善する効果があります。
■血液の浄化作用
健康な血液は弱アルカリ性です。プラスイオンは血液を病的な酸性にし、成人病やアレルギー疾患の原因となっています。マイナスイオンは酸性血液を中和し、 血中のカルシウムのバランスを回復させ、体質改善に寄与します。
■肺機能強化作用
最近のインフルエンザは世界規模で拡がります。マイナスイオンは、肺機能を高め炭酸ガスの排出を促進し、酸素交換率を高めます。
酸素の交換がスムーズだと肺だけでなく、腸や肝臓なども改善され、食欲不振や下痢も改善します。 ※「空気マイナスイオン応用事典」や「空気マイナスイオンの科学と応用」などの書籍や各種論文等で、前記のような作用が報告されています。但し、個人差がありますので全てに改善、効果があるとは断言ていきません。
「マイナスイオンの効果」は、「プラスイオンの弊害」と表裏一体の関係にあります。身体がプラ スイオンリッチに傾くと、不定愁訴やアレルキー、内蔵疾患を引き起こします。
老化の根本原因とされる「活性酸素」が大量に生産された結果、疲労回復が遅れ、自律神経機能を緊張させ、身体にダメージが蓄積されます 。例えは、喫煙時は至福の時間と思いがちですが、実はタバコの煙はプラスに帯電しています。
タバコの煙や花粉、ホコリなどはプラスの電気に帯電しているプラスイオンです。アンモニアやアセトアルデヒドも空気中にある時は、プラスイオンなのです。
部屋の中で、これらプラスイオンにマイナスイオンがぶつかると、電気的には中和し質量が増えて下に落ちます。こまめに掃除することを勧めます。マイナスイ オンが容易に確保される場合は問題ないのですが、都会での生活環境は家電製品を多く利用するため、電磁波などプラスイオンが大量に発生する状況にあります。 普段から意識しながら生活しましよう。
■空気汚染の浄化
■室内で発生するホルムアルデヒドなどの有害物質を浄化
■タバコの煙や不快な臭いを分解・消臭
■カビの発生防止や臭いの除去
■ダニやシロアリなどの忌避効果
■植物の成長促進
■野菜や果実等の腐敗抑制